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2022.10.07

工場の生産効率を上げる方法!!

工場の生産効率を上げる方法!!

現状の環境を把握する

生産効率を上げるには、工場の現状を把握することが最優先となります。

なぜ把握が必要なのか?
まずは現状を把握して無駄を探すことが大切な作業となります。
必要なものをいつでも直ぐに短時間で手元に届くか?
3分のロスでも1日10回と仮定し、年間240日で計算すると!!
1年間に7200分で120時間のロス
1日8時間で計算すると15日間何もしていない状態と同じになります。

この計算は1人の計算となるので10人で計算してみると一人が150日間お休みしているのと同じ計算となります。

現状を把握したうえで改善する。

現状を把握したうえでロス時間が発生している原因をピックアップする

原因は多ければ多いほど改善すれば生産効率が上がるので従業員一人ひとりからアンケートなどで時間が掛かっている事を収集しロスをどのように改善すればロスがなくなるかの提案を最低でも月1回実施し、良い提案に対しては社長賞などを送ることで取組が活発化し、良い習慣だと良い思考が生まれます。

3分のロスが10件無くなれば先ほどの計算通り年間で150日の無駄がなくなることになります。

不要なものは処分する

一番効率がいいのは整理整頓ですが、多くの会社はなかなか取り組むことが出来ないのが現状です。
しかし取り組むと一番効果が上がります。

工場を稼働しながら整理整頓するのかかなり難しいですが、生産率を向上の鍵はここに有ります。
工場の機械以外の物を一度、工場から全て出し不要なものを捨てるか売却しましょう。
そして必要なものだけを必要な場所に何がどこにあるかと言う状態を創り出すのです。

材料も同じで必要なものを必要な数量だけ必要な場所に置くことでロスやミスが最小になります。
そうすることで、改善できた状態からさらに改善し続けられる体制ができるのでどんどん生産効率が上がることになります。

工場の品質を上げる方法

建物の改修で製造品質を上げる

生産効率を上げた後は、建物の改修で品質を上げましょう。

今、建物内が夏は暑く冬は寒いのが当たり前となっていませんか?
夏が熱い冬が寒いということは外気温に品質が影響され良い品質が保たれていない可能性があります。
また外気温に室内温度が影響されているということは室内の湿度も影響していることと思われます。

建物を断熱改修し空調機器を導入することで外気温の影響や湿度変化の影響を受けずに品質の向上が確保できることになります。
また働く環境が良くなるので、人的ミスを減少させることができます。

工場のレイアウトで品質を上げる

先程の整理整頓と現状の工場のラインの無駄や問題点を抽出します。
そしてどのように改善すれば効率が上がるのかを考えレイアウトを検討します。

実際には現状でのライン変更は難しいでしょう。
しかしこの行動をすることは、工場を建替えるときに活かすことができます。
いざ工場を建設するとなると何から手を付ければいいのか?
答えが出ずに無駄な時間が流れます。
そうして無駄な建て方で建物を建ててしまいロスやミスの原因となってしまいなす。

現状でのシミュレーションをしておくことは後々の役に立つので実際に考えてみることはとても大切な作業となります。

工場建替えのポイントのポイント

工場のレイアウトから建物のレイアウトを考える

先述の通り工場の建て替え時にいきなりレイアウトを考えるとなると改善シミュレーションを行っていなければ現状と同じようなレイアウトで無駄なレイアウトになってしまう可能性が大きくなります。
整理整頓やラインの改善計画を行うことで工場を計画する上で建物のレイアウト簡単に行える能力が身に付きます。

工場レイアウトで建設費をコストダウンする

いままで行ってきたことをトータルで考えると、ラインの導線が短くなり、無駄なスペースも少なくなります。
それは建設費の削減に繋がります。

建設費の値下げ交渉はなかなか難しいものがありますが、建築面積を押さえると言うことで建設費が抑えられるのです。

ロスやミスが無くなり、建設費までさがる、一石二鳥でとてもうれしいことになると思います。

今の土地で建替えるか

今の工場の土地で建て替えをするか別の土地に新しい工場を建設するか必ず迷うこととなります。
現状の土地で工場を建替えるには一旦工場を移すこととなります。
数日かけて工場移動が必要となります。また同じ規模の建物を近隣で見つけるのはとても困難となります。
そして工場の建て替えが終わるともう一度引っ越し作業が発生します。

二度の引っ越しはとても大変な作業を伴うことになります。
別の土地に新しく工場を建てる場合を考えてみましょう今まで行ってきた事で工場をコンパクトに出来ることで今までよりも小さい土地、70%の広さの土地で建設が出来て現在、使用している土地よりも安い価格の敷地を見つけることが出来ます。

例えば、現状使用している工場用地、約1000坪の査定が坪単価60万円6億円で次の土地が坪単価30万円で700坪とすると2.1億の土地価格で差額は3.9億円700坪の土地で建ぺい率60%だと420坪の建物が建ちます。
420坪×坪単価20万円=8,400万円の建設費となります。

設備工事費を入れて少し建物のグレードを上げたとしてもその方がお得になる場合もあるので建て替えか、別の場所を選ぶのかを必ず検討することをお勧めします。

まとめ

現状を把握し、改善し、不要なものを処分して整理整頓を行うことで生産効を上げることが出来、建物の改修をすることで製品の品質を上げることもできます。
そしてラインの見直しをすることで、建て替え時のコストダウンにもつながります。
日ごろからの改善が後々大きな成果につながるので一度、実践することをお勧めします。