2023.02.02
SDGsとは
持続可能な開発目標(じぞくかのうなかいはつもくひょう)
Sustainable Development Goals、略称: SDGs(エスディージーズ)
2015年9月25日に国連総会で採択された、持続可能な開発のための
17の国際目標です。
17の目標とは!?
- 貧困をなくそう (No Poverty)
「あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる」 - 飢餓をゼロに ( Zero Hunger)
「飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する」 - すべての人に健康と福祉を (Good Health and Well-Being)
「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」 - 質の高い教育をみんなに (Quality Education)
「すべての人々へ包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」 - ジェンダー平等を実現しよう (Gender Equality)
「ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う」 - 安全な水とトイレを世界中に ( Clean Water and Sanitation)
「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」 - エネルギーをみんなに、そしてクリーンに (Affordable and Clean Energy)
「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」 - 働きがいも経済成長も (Decent Work and Economic Growth)
「包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用を促進する」 - 産業と技術革新の基盤をつくろう (Industry, Innovation and nfrastructure)
「強靱なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及び技術革新の推進を図る」 - 人や国の不平等をなくそう (Reduced Inequalities)
「各国内及び各国間の不平等を是正する」 - 住み続けられるまちづくりを ( Sustainable Cities and Communities)
「包摂的で安全かつ強靱で持続可能な都市及び人間居住を実現する」 - つくる責任 つかう責任 (Responsible Consumption and Production)
「持続可能な生産消費形態を確保する」 - 気候変動に具体的な対策を ( Climate Action)
「気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる」 - 海の豊かさを守ろう (Life Below Water)
「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」 - 陸の豊かさも守ろう ( Life on Land)
「陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する」 - 平和と公正をすべての人に ( Peace, Justice and Strong Institutions)
「持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する」 - パートナーシップで目標を達成しよう (Partnerships for the Goals)
「持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」
工場などのSDGsの取り組み
工場などがSDGsに取り組める項目
考えられる項目としては!!
- 7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
- 8. 働きがいも経済成長も
- 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 12. つくる責任 つかう責任
- 13. 気候変動に具体的な対策を
- 14. 海の豊かさを守ろう
- 15. 陸の豊かさも守ろう
いろんな意味いろんな角度からみると全ての項目が当てはまるかもしれませんが、大きく捉えてこの7項目が該当するのではないでしょうか?
この7つの項目にたいしてSDGsをどのように取り組めばよいのか?
- 7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
まずは簡単なことから始めることが重要となります。
現状のエネルギー使用量を把握することから始めましょう年間のエネルギー使用量を調べる!!
- 1. 電気使用量
- 2. ガス使用量
- 3. 液体燃料関係
資料量を把握し、その後年間削減目標数値を決め削減方法を決定し実行する。
年間目標達成が出来れば毎年目標数値をきめ実施を行う。
達成できなければ原因を追究し改善する。そうすることでSDGsが出来るとともに自社のコスト削減にもつながることとなります。
- 8. 働きがいも経済成長も
働きがいのある人間らしい雇用を促進はどの企業にとっても永遠の課題となっています。
雇用する側と雇用される側の働きがいの考え方がなかなか一致するのは難しい課題です。
しかし働きがいのある会社には多くの人が集まってきます今採用問題がる企業にとっては取り組むことで会社の未来が切りひらけるにではないでしょうか?
- 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
技術革新の基盤をつくるということは自社にとっての大きな進歩発展につながり、世の中に必要とされる会社イコール業績向上につながることになります。
技術革新の取り組みをすることで大きな意味で会社繁栄と存続につながることになるでしょう。
- 12. つくる責任 つかう責任
つくる、つかう、回収する、再利用する。
このサイクルをつくることで地球環境に大きな影響をあたえることが出来る。
企業本来の果たすべき役目につながり、このサイクルを実現することで企業の必要性が問われる時代に突入するので早く取り組むことが重要な鍵となるでしょう。
- 13. 気候変動に具体的な対策を
地球温暖化の原因には二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスです。
温室効果ガスが地球の周りにたまり、太陽からの熱が宇宙へ戻らず、気温が上昇していきます。
温室効果ガスの中で、二酸化炭素(CO2)が一番多くの量を占めていて、化石燃料(石炭、石油、天然ガスなど)の燃焼が大きな理由です。
企業努力としては、今現状の二酸化炭素排出量を調査し把握し年間削減量を設定し、対策を立て実行する。
毎年削減目標を立て実践続けることにより、気候変動に大きな役割を担えるとともに、大幅な経費削減にもつながります。
- 14. 海の豊かさを守ろう
企業に出来ること、あらゆる種類の海洋汚染防止、プラスチック製品の製造を減らすなどの企業努力が海洋汚染防止に繋がります。
- 15. 陸の豊かさも守ろう
現在、地球上の森林が1年間で470万ヘクタールが失われています。
森林が減少すると酸素や土を作り、水をたくわえることが出来なくなり生態系に大きな影響を及ぼすことになります。
企業に出来ることは無駄な森林伐採や畑や田んぼの開拓を避け、森林を伐採した後には伐採した以上の植栽をするなど未来の陸の豊かさを考えてた企業努力が必要となります。
まとめ
今後、企業にとってSDGsに取り組むことは時代的に必須となります。
SDGsは理解すればそれほど難しい内容ではありません。
企業として何が出来るか、何からやるか、まずは自社の現状を把握することことから始め何が出来るか、一番ハードルが低いものを選び目標を決め実践し結果を出し、また新たな目標に取り組むことによりSDGsで世の中から必要とされる会社となり、自社の経費削減、業績向上につなることになるでしょう。